子どもにとっても重要な問題。
今日、気になったニュースがある。
私は、学生の頃から親による”虐待””ネグレクト”という問題が気になっている。
「自分は良かったな」と思う一方、たまに母親は「大変だったのよ」と事件のことは否定しながらもそういった親の気持ちもわかる様子で、身近に存在する解決しなければならない問題なんだなぁと思う。
私が生まれた頃に比べ、さらに核家族化が進み逃げ場のなくなった母親は多くなっているのかもしれない。子どもを持ったことのない私にはまだわからない問題かもしれないが、力になれる方法はないかなとしばし考えることがある。
2017年度から助成金が実施されるこの健診を受けるということが、どれだけこの問題を解決するのかはわからないが、その根本を解決するには至らないだろう。
決してこの取り組みを否定するわけではない。
ただ、この問題の根本が何なのかが気になる。
もちろんホルモンバランスが崩れるという内面的な問題もあるだろうが、自分以外の1つの命に対する責任というプレッシャーが多いのではないだろうか。
ネグレクトという言葉は、ここ10年ほどの間によく耳にする言葉となった。この問題をみんなが知ったと言う意味では良かったのだろうが、そのせいで親へのプレッシャーは高まってしまったようにも思う。
「ネグレクトと言われないように完璧に子育てをしなければならない」そんな思いを持ってしまった人もいるだろう。モンスターペアレンツも、この延長なのかもしれない。
つまり、社会全体として闇を掘り下げていってしまっている面もあるだろう。
医者やカウンセラーはもちろん大切な存在だが、相談できる仲間を見つけられる環境・子育てをする親を暖かく見守る環境というものを社会として築いていかなければならないだろう。
今回の助成金が、社会にとっての”気づき”の機会となり、社会全体にこの問題を解決しようという動きができればいいなと期待している。